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「カタンの開拓者たち(スタンダード版)」~おすすめボードゲーム紹介と初心者向けルール説明No.15~@横浜はまりばカフェ

2016/11/25

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「カタンの開拓者たち(スタンダード版)」
対象年齢:8才以上
ルール難易度:普通
プレイ時間:60分
プレイ人数:2~4人

横浜のボードゲーム&人狼スペース『はまりばカフェ』です。 現在は横浜駅近くの仮店舗で定期的にボードゲーム会を開催しています!
※遊べるゲームは110種類以上になりました。

さて、今回紹介する作品は「カタンの開拓者たち」です。

 

ゲームの概要

「カタンの開拓者たち」は3Kと呼ばれるドイツゲーム作家の巨匠のひとりクラウス・トイバー氏によってこの世に生み出されました。

世界で2000万個以上売れている現代ボードゲームの代表作と言われる作品です。

プレイヤーは「カタン島」と呼ばれる無人島を開拓していきます。

「カタン島」には木材・土・麦・鉱石・羊といった豊富な資源があり、プレイヤー達は島の資源を利用して開拓地や都市を建設していきます。

自分の土地以外から産出される資源は交渉によって他のプレイヤーと交換することができます。

さあ、このカタン島を一番発展させることができるのは誰でしょうか?

 

ゲームの準備

まず、島の枠部分を組み合わせます。

シャッフルした地形タイルをランダムに配置します。

地形タイルの上にシャッフルした数字チップをランダムに配置します。

プレイヤー毎に色を決め、同色のコマを配ります。

任意の方法でプレイする順番を決めます。
(順番は基本的に早い方が有利です)

開拓地と道のセットを2セット分、スタート順に盤上へ配置します。
(4人プレイの場合は1番1つ目→2番1つ目→3番1つ目→4番1つ目→4番2つ目→3番2つ目→2番2つ目→1番2つ目という順番で並べます)
※開拓地を配置できるのは各土地の角の頂点部分で、他の開拓地の隣りには置けません。
※道を配置できるのは開拓地に繋がっている場所で、各土地の面のつなぎ目部分です。

各プレイヤーは「2つ目に配置した開拓地」に面する地形の資源を獲得し、最初の手札とします。

発展カードはシャッフルして山札として置いておきます。

これで準備は完了です。

 

勝利の条件

最初に10点の勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

<基本得点>
・開拓地 ・・・ 1つにつき1点 ・都市 ・・・ 1つにつき2点
・発展カード「ポイント」 ・・・ 1つにつき1点

<ボーナス得点>
・称号「最長交易路」 ・・・一番長い道を作った人に2点
・称号「最大騎士力」 ・・・ 一番騎士を使った人に2点

 

ゲームの進め方

ゲームの流れはシンプルです。

自分の手番になったら以下の流れで進めます。

1.サイコロを振る。
2.出た目の資源を獲得する。
3.建設、発展、交渉、貿易を行う。

終わったら次のプレイヤーの手番となり、これを繰り返していきます。

1.サイコロを振る
…手番が回ってきたら一番最初にサイコロを2個振ります。
※盗賊を取り除く「騎士カード」だけはサイコロを振る前でも使用することができます。

2.出た目の資源を獲得する
…2つのサイコロの目を足した数字と盤面の土地を見て、数字チップが置かれている土地に「開拓地」か「都市」が置いてある人は資源を獲得することができます。
※手番以外の全てのプレイヤーも同条件で獲得することができます。

<サイコロの目の合計が7だった場合>
サイコロの目が7だった場合は以下の特殊な処理を行います。

①バースト
…全プレイヤーのそれぞれの手札の枚数が8枚以上の場合、手札を半分捨てなければなりません。
※奇数の場合は、「手札が9枚なら4枚捨てる」といった感じで手札が多くなるように捨てます。

②盗賊コマの移動
…サイコロを振ったプレイヤーは盗賊コマを好きな土地に動かすことができます。
※盗賊コマが配置されている間は割り当てられた数字がサイコロで出ても資源が産出されません。

③対象のプレイヤー手札から資源を奪う
…盗賊コマを配置した土地に隣接して「開拓地」や「都市」が建っている場合は、対象のプレイヤーを1人選んでその人の手札から1枚カードを奪うことができます。
※ただし、手札が0枚の人からは奪うことはできません。

3.建設、発展、交渉、貿易
…獲得した資源を利用して、建設、発展、交渉、貿易を行うことができます。
※これらは基本的に順番や回数制限はありません。

<建設>
資源を支払って、「道」、「開拓地」、「都市」、「発展カードの獲得」を行うことができます。

必要な資源、建設の条件は以下の通りです。

①道「必要資源:木材×1、レンガ×1」
…道を建設します。ただし、他の道・開拓地・都市と繋がっていなければ建設できません。

②開拓地「必要資源:木材×1、レンガ×1、麦×1、羊×1」
…開拓地を建設します。ただし、他の開拓地や都市の隣りには建設できません。

③都市「必要資源:鉄×3、麦×2」
…開拓地から都市に発展することができます。置いてある開拓地コマは回収します。

④発展カード「必要資源:麦×1、羊×1、鉄×1」
…発展カードを1枚引くことができます。引いたカードは次のターンから使うことができます。
※資源を支払う事ができれば、建設と発展カードの獲得は1ターン中に何度でも行う事ができます。

<発展>
1ターンに1枚だけ発展カードを使うことができます。
※そのターンで引いたカードをすぐに使うことはできません。

<交渉>
手番のプレイヤーは他のプレイヤーと交渉することで資源の交換ができます。
交換比率は1対1という決まりはなく、1対2や2対3など数に決まりはありませんので、相手の状況にあわせてうまく交渉してください。

<貿易>
①3:1貿易港に開拓地か都市が建っている場合
…同種の資源3枚と他の資源1枚と交換することができます。

②2:1貿易港に開拓地か都市が建っている場合
…港に書かれている資源カード2枚と好きな資源1枚を交換することができます。

③貿易港に開拓地か都市が建っていない場合
…同じ種類の資源4枚と他の資源1枚を交換することができます。
※ただし、これは一番効率が悪い交換となりますのであまりオススメしません。

<<発展カード>>
「麦」「羊」「鉄」の資源を支払う事で、発展カードをランダムで1枚引く事ができます。

発展カードには以下の種類があります。

・「騎士」
…使うとサイコロで7を出した時と同様に盗賊を移動することができます。この際にバーストはありません。また、このカードだけ例外にサイコロを振る前に使用することができます。

・「発見」
…使うと、好きな資源カードを2枚獲得できます。

・「街道建設」
…コストを支払う事なく道を2本建てる事ができます。

・「独占」
…使用時に1種類の資源名を宣言し、他のプレイヤーが所持しているその資源カードを全て奪うことができます。

・「勝利ポイント」
…持っているだけで1ポイントとなります。
※公開する必要はありません。

<<最大騎士力と最長交易路>>
…条件を満たすことで、「最大騎士力」と「最長交易路」の称号を得ることができます。この称号を持っている人は2ポイント加算されます。

「最大騎士力」
…発展カードの「騎士」を最も多く使用した人に与えられる称号です。最低3枚以上が条件となります。使用枚数が同数の場合は先にオープンした人がそのまま持つことになります。最大騎士力を持っている人より騎士の数が多くなった時点でその人に称号が移ります。

「最長交易路」
…一番長い「道」を作った人に与えられる称号です。最低5本以上が条件となります。これも使用枚数が同数の場合は先に建てた人がそのまま持ちます。最長交易路を持っている人より道が長くなった時点でその人に称号が移ります。

 

おすすめポイント

近代ボードゲームの流れを作った伝説的な作品です。

数々の拡張版も発売されており、今なお多くのファンに愛されています。

しっかりと頭を使わないと勝てないような複数の要素が絡んでくるため、戦略が奥深く、やりこむほどに魅力が増していく作品です。

自分と相手のWIN-WINを考えながら提案しないと話にのってくれませんから、交渉力も身につきますよ。

もちろん、この作品も『はまりばカフェ』のイベントでも遊ぶことができます♪

ぜひ横浜のボードゲーム会で一緒にプレイしましょう!!

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